介護保険外サービスのガイドラインを厚労省が策定|もてなし隊!デイリーサポートそら

介護

ケアマネージャーが必要と感じている「介護保険外」サービスは何か?
※エキサイトニュースより

介護保険外サービス

ここでの「介護保険外」サービスとは、要支援・要介護認定された者が受けるサービスのうち、介護保険が適用されないもの全般と考えることが出来ます。もっと簡単にすると、利用しようとするサービスが、介護保険で1割負担とならないものと考えていいでしょう。

具体的には、記事にもありますが、以下のようなものがあるようです。

「安否確認・見守り」
「介護保険では認められない家事援助(ペットの世話、草むしりなど)」
「介護保険の限度額以内に収まらない生活援助(掃除、調理など)」

これらを介護保険でまかなうことは、今のところ許されていません。

需要はずっと以前からありました。しかし、財源には限りもある以上、保険適用させるには様々な障壁があります。

  • ”介護保険外”では、範囲が広すぎる
  • そもそも線引きが曖昧(あいまい)で難しい
  • 事業者、あるいはビジネスモデルが少ない
  • 利用者が割高に感じる
  • 混合介護のリスク

これらはほんの一例でしかありません。

介護保険外サービスのガイドライン

介護保険外サービス
ここで待ってました、厚労省より「保険外サービス活用ガイドブック」なるものが策定。
公的保険外の介護サービスの事例集をまとめることで、介護保険と介護保険外の線引きを行い、税負担の適正化を図るのが狙いといったところでしょうか。さすがに明確な線引きは難しかったようで、「介護保険外」についての定義は見付けることが出来ませんでした。それでも安否確認、寝具衛生や配膳など、実際に提供されている事業者のケーススタディとなっているので、具体性があり分かりやすい。これなら保険者にとっても、もちろん被保険者にとっても、有用性があるでしょう。
保険外サービス活用ガイドブックを策定しました(METI/経済産業省)

本文中より引用

「加齢によってできなくなったことのカバーする」すなわち、「マイナス状態をゼロに戻す」サービスに限らず、介護予防や介護状態の改善につながるものや、「ゼロからプラス」の喜びや楽しみにつながる、つまり、QOLの向上に寄与するサービスを積極的に取り上げている。

分かりやすくもあり、そして大変興味深い一節でもあります。”QOLの向上に寄与するサービス” を 保険”外” と、何気なくサラリと書いています。
もし ”QOLの向上に寄与するサービス” を 保険”外” とするならば、憲法25条いわゆる「生存権」にある ”健康で文化的な最低限度の生活” に、 ”QOLの向上に寄与するサービス” は含まれない、と判断したに等しいのではないでしょうか。しかしこう線引きすることで、本来適用されなくてはならない保険サービスを、より明確にすることが出来るならば、結果的に「生存権」は担保されていると考えることも可能です。

また、今回のガイドラインでは「混合介護」について触れていないようです。
そのリスクとは「逆に国民が負担する保険料が上がるのではないか」あるいは「お金の有る無しで介護サービスに格差が生じるのではないか」といったところ。前者はともかく後者は、介護保険制度だけでどうにかできる問題ではない気もします。

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