Quality of Life(QOL)の向上を

Quality of Life

クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life、QOL)とは

一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。

(クオリティ・オブ・ライフ-Wiki-より)

言葉とは、場所によって、状況によって、そして時間の経過や立場によっても、意味を変えてしまうものです。クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life、QOL)にも何通りかの考え方があります。

  • 国家・個人のレベルで考える、収入や財産を基に算出される生活水準から評価
  • 医療の現場で考える、退院後の患者の不自由しない日常生活の実現の度合いを評価

福祉・介護の分野でも、QOLの向上 が重要だという考え方は、以前から指摘されていました。考え方としては医療サイドに近しいイメージです。

廃用症候群

寝たきりなどに見られる身体機能の衰えは、廃用症候群に起因することが少なくありません。
ここでいう廃用症候群とは、ケガや病気、それこそ風邪などでもそうですが、長く安静でいることで身体に起こる、身体機能の低下をいいます。生活不活発病とも呼ばれてもいて、介護の現場でも見受けられるケースの一つです。
ずっと座っていたりしたときに、体の筋肉が凝り固まってしまう症状や、宇宙空間で生活することで筋力が低下する、という話なんかにもあるように、筋肉や内臓は使わないでいることで、あっという間に衰えていまうものなのです。
要介護者のうち、要介護1~2の軽度者に多く見られるのですが(※厚労省より)、通常、私たち介護者が適切な介護をおこなうことで、その状態を脱して、日常生活動作(ADL)を回復させることも少なくありません。

QOLの向上について

QOLの向上については、評価基準も一つではなく、達成するための方法論も、数多くあるのが現状です。個人の満足度向上を図るのことをその本旨とするならば、個人の価値観のごとく、まさに十人十色、千差万別と言えるかもしれません。
病状や身体の状態、年齢や身内の方のサポートなど、様々な要因・環境が考えられますので、一概に目標設定をすることも難しいでしょう。
多くの学術記事、サマリーで見受けられる最も重要なこと、キーワードと問われれば「自立・尊重・活動・適切な処置・コミュニケーション」だと、答えることが出来ます。
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「人はパンのみにて生くるものに非ず」なのですよ。
そりゃ、パンだって重要ですし、生きていることだって、もちろん重要です。
わたし達が関わる要介護者の皆様には、それ以外の満足を、幸せを、価値観を、少しでも感じていただけたら、介護事業者としての冥利に尽きるというものです。
※聖書では、この言葉の後に「神の言葉に生きる」と続いていますが、今回は前半部分にのみ着目しています。

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