1日30種類がおすすめ!?農水省の「食事バランスガイド」

食生活と健康の間には、密接な関係がある。
この考え方に疑問をはさむ余地がない、と言っていいほど、社会的に認知され、深く根付いてるように思えますが、実のところ、栄養学の歴史として見ると、まだまだ浅いのが現状です。

栄養学

「青っ洟(あおっぱな)を垂らす」という言葉があります。鼻水垂らしているのはもちろん子供ですが、最近では「ナウい」と同じくらい聞かない言葉になってしまいました。
子供はそもそも、大人に比べて身体の抵抗力が低く、栄養不足によって更に鼻タレが顕著となり、結果として鼻水の主成分ともいうべき白血球の残骸が、波を打って鼻から垂れてきて「あおっぱな」となるわけです。
昭和も50年代、抗生物質が世間で広く投与されるようになるまで、子供服の袖はテカっているのが普通だったのです。

栄養学について厳密なことをいうと、20世紀初め、既に学問として研究は本格化しています。1920年代には、栄養学の専門学校も設立されてはいます。しかし学問の歴史として考えると、経営学とさほど変わらない程度、やはり深い歴史とは言えないでしょう。
政府が積極的に予算を注入したのは更に後年、1980年代に入ってから。
フランスの農学者をして「タンパク質・脂質・炭水化物のカロリー比率が理想的」と言わしめ、医療費の高額化に頭を悩ませた米国が「日本食を見習うべき!」とし、世界から日本食がリスペクトされているのに関わらず・・・。当の日本では「食の欧米化」がグイグイ進むという事態に、当時の政府が焦っての施策だったとされています。

食事バランスガイド

「食事バランスガイド」とは、1日に「何を」「どれだけ」食べたら良いか、コマをイメージに、分かりやすくイラスト化したものです。
健康で豊かな食生活の実現を目的に策定された「食生活指針」を具体的に行動に結びつけるものとして、厚生労働省と農林水産省が決定したのが始まりです。
農林水産省WEBサイトより引用
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このイラストをキャッチーにかみ砕いて「一日30食品」を、行政は標榜しています。
実践しようとしてみると、これがなかなかに難しい。米、麺、肉など、栄養価の高いものが主食として占めているのが原因だとか。言われてみれば当然で、30品目を摂るために、焼き魚3品とか、豚・鶏・牛の入った野菜炒めとか、食べれるはずもないし、食えと言われればそれは罰ゲームでしかない。

バランスの良い食事を摂るには

こういうツールもありました。
回れ!バランスゴマ君!
食生活のバランスを計測できます。

結局のところ、日本食の黄金律ともいうべき「一汁三菜」へと回帰するのが、一番良いのかもしれません。しかしそこには、手間暇時間に予算との兼ね合いも生じる。果物とか一部野菜など、外国産鶏肉より全然高いのが現状です。最適解はあっても、正解はなく、それぞれ環境によるものとなってしまいます。
バランスの良い食事

色々な記事ニュースを見た結果ではありますが、私見として。

  • 毎日同じものばかり食べない
  • 「メインディッシュ=肉・魚」という単純思考でなく、お惣菜をいくつか用意する(スーパーコンビニの出来合いもの可)

この二つを実行すれば、今よりもちょっとだけ、健康的な食生活を営むことが出来るかもしれません。

参考サイト
今よりちょっとだけ健康的な食生活を
農林水産省/「食事バランスガイド」について
栄養学 – Wikipedia

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